金属アレルギー

先日金属アレルギーの疑いがあり、歯につめたり、かぶせてある金属を金属以外に代えたいという患者様がいらっしゃいました。

保険で使う金属は様々な合金であり、作っている会社により、若干金属の配合が変わっていたり、全体の1%未満の金属なんかはその他と表記されたりで、取り扱っている歯科医師からしても、なかなかどこの会社のもので、どのような配合の金属かまではわかりません。

それでも口の中の金属がイオン化し、血流にのって全身に行きわたることで、アレルギー反応は全身のどこにでも現れる可能性があります。

皮膚科で行うパッチテストなどで歯科で使用される金属がアレルギーの原因になっているか調べることができ有効ですが、テストで出ている金属を取れば必ずアレルギーが必ず治ると確証できるわけではありません。

しかしながら、4月1日より、今まで保険では治せなかった奥歯の金属のかぶせ物も、医科からの金属アレルギーの診断があれば、保険で白く治せるようになりました。

もし金属アレルギーが疑われる方で、歯を金属で修復されている方は歯科に相談してみてください。

湘南つばめ歯科
院長 松崎 等

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