明海大学に入学し、1年生のころは一般教養の授業があり少し病院見学があり。
個人的に歯科の大学病院なんて行ったことありませんでしたから診療科の多さにびっくり。
保存修復科、歯内療法科、歯周病科、口腔外科、補綴科、診断科、小児歯科、矯正歯科、放射線科、口腔衛生科、などなど。
みなさんこれ聞いてわかりますか?
私もわかりませんでした。
1年生なんてそんなもんです。
学年が上がるにつれ少しづつ専門分野の勉強も始まり、テストも段々厳しくなり。(個人的な感想ですが)
実習も始まり、5年生になると病院実習へ。
厳しくもありましたが、みんなで飲みに行ったり遊びに行ったりと充実した6年間でした。
そして前回書きましたが、私は中学の途中から部活に入ってなかったので、大学に入ったら部活に入ろうと決めてました。
いざ大学に入ってみると色々な部活が。
その中で気になったものが。
私はスポーツ観戦が大好きで、特に野球と格闘技を見るのが大好き。
当時「K1」という立ち技の格闘技が産声をあげ、CMが流れ出したころ。
アンディ・フグという選手が「踵落とし」という技で相手をKOするシーンがかっこよく、そうだ空手をやってみようと。
野球は小さいころからやってる人も多いでしょうが、空手なら初めての人が多いんじゃないか。
このころは体力はないですがやせてはいたので少しづつ、ついていければと思って入部。
ところが最初のころはランニングでも途中で歩くくらい体力がありません・・・
数か月がたったころ先輩が申し訳なさそうに1年生を集め、実は大学の中の練習だけでなくみんなで道場に通っていると明かしました。
体力のない私はついていけるかなと思い愕然としましたが、道場スタート。
・・・めちゃくちゃきつい。
師範は私がついていけてないのを見てゆるめてくれてるんですが、それでもきつい。
それに大会に出ても全然勝てません。(始めて数か月なんで当たり前かもしれませんが)
ただ大学での練習、道場での練習をするうちに徐々に体力がついてきました。
ランニングでも完走することができ、徐々にタイムも早くなってきました。
そして2年生になり夏の大会。
歯学部にはオールデンタルという全国の私立の歯学部の学生が集まる大会が年に1度あり、うちの部活が最も力を入れている大会でもありました。
その中の個人新人戦は1、2年生のみ出場ができる組手の試合で1校の出場枠が2人。
当時いた2年生3人のうち私だけ空手経験がなかったので補欠だと思っていたら、前日の食事会の席で先輩から「練習よく出てた松崎も出すから」と。
すごいうれしく、やるぞ!と思ったのですが、その年はうちの大学が主催で今まで見たことのない空手部OBの先生、剣道部や柔道部など武道会の同期や先輩後輩も手伝いにきてくれているのを見て一気に緊張。
いざ試合になり、1回戦で初めてポイントを取り、ストレートで初勝利。
2回戦3回戦もストレートで勝ち。
今までポイントも取れなかったのに、試合をしてる自分も驚きです。
きつい練習の成果か、ばててもいません。
準決勝。
これに勝てばメダル確定でしたが、あと1ポイントで勝ちのところから連続でポイントを取られ1ポイント差の逆転負け。
残念でしたがその後の3位決定戦に勝ち、銅メダルをもらいました。
自分が運動系の競技でメダルなんてもらえるとは思っていなかったので本当にうれしい瞬間で、当時の病院長からメダルと賞状をいただきました。
頑張ってよかったなって思いました。
強い先輩や同期、後輩がいたので他の大会でもうちの大学は団体戦で何度か2位になりました。
部活のことを書きすぎましたが今回は退部することもなく、無事6年間続きました。
次は歯科医師になってからです。
続く
湘南つばめ歯科
院長 松崎