「歯が痛い」という訴えで来院される初診の方は多くいらっしゃいます。
「痛い」理由にもいろいろあり、むし歯、神経の部屋の中での感染、知覚過敏、歯が折れている、歯周病、などなど。
最近患者様来院される患者様に多いのが、「ここの歯が痛いんで歯医者行ったんでけどなんともないから様子見ようって言われたんだけど、痛みが取れない」というものです。
その部位のレントゲンを撮っても、確かに特に問題はありませんでした。
ところが患者様に許可をもらい大きなレントゲンを撮らせていただくと、近くの歯にむし歯が。
ここを治したら痛みはなくなりました。
ある患者様は知覚過敏の症状があったため、知覚過敏の治療をしたんだけど治らない。
私の診査でも訴えのある歯には知覚過敏の症状が出ていたのでそれに対応する治療をしたのですが、何となくまだ痛い。
おかしいなと思い少し経過を見ながら2つ奥のむし歯の治療をしたら、最初の歯の痛みも消失。
実は左右別々ですが、上の歯と下の歯の神経はつながっているんです。
なので、前のほうの歯が原因なのに奥の歯が痛く感じたり、上の歯が原因なのに下が痛く感じたりすることがあるんです。
あまりにも痛みが強いと、どこが痛いかわからないという患者様もいます。
ですのでいくら「ここが痛い」といってもいろいろな部位を検査します。
たまに患者様に「いやいや、痛いのはこっち」と言われますが、他の歯に問題があるかもしれないと思い検査していくのです。(決して疑っているわけではありません)
「木を見て森を見ず」ではいけないのです。
湘南つばめ歯科
院長 松崎 等