治療例:歯の根の治療(根管治療)その2

今回のケースは歯が何もしなくても痛いとのことで来院された患者様です。

虫歯が大きく神経の部屋まで到達していたため、神経の治療を行うことになりました。

黒い丸の中にある縦の線が神経や血管が通っている部屋で赤い丸がむし歯です。

下の写真を見るとむし歯が神経の部屋にかかっているのがわかります。

根治前R1

そこで神経の部屋の掃除を行い根の先端まで薬を入れます。

薬が入りきらず隙間ができてしまうと再感染し、のちのち痛みや腫れを引き起こします。

一見神経の管は1本に見えますが、根の先で神経の管が左に枝分かれしているのがわかります。(下の写真の青い丸の部分です)

このように神経の管は特に根の先端のほうで枝分かれしていることが多く器具で直接清掃するのが困難なところが多く存在します。

ですので薬液も使い菌を殺していきます。

10-7-1R2

しっかり根の先端まで薬が入り、かぶせものを作っていきます。

湘南つばめ歯科
院長 松崎 等

カテゴリー: 症例 パーマリンク